インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用するときは副作用と異常行動に注意

インフルエンザ治療薬「タミフル」の副作用について知っておくことで万がいちの場合でも適切に対応できるように準備が必要です。タミフルの副作用には軽いものから重いものまで確認されています。ここでは、インフルエンザ治療薬「タミフル」の副作用について紹介します。

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子供がタミフルを飲んだときの副作用

   

主な症状は下痢や嘔吐

子供や幼児向けにつくられたタミフルのドライシロップは、一般的に安全な薬とされています。しかし、頻度は低いものの副作用が起こる場合もあります。

タミフルの添付文書には、主な副作用として下痢や嘔吐、低体温や発疹が記載されています。副作用の頻度は1%から2%程度です。

また、頻度は不明ですが、重大な副作用もあります。アナフィラキシーショックや肺炎、劇症肝炎や肝機能障害、黄疸といった肝臓に関わる症状がでる場合があります。また、急性腎不全や出血性大腸炎、虚血性大腸炎など臓器の病気、さらには精神や神経に関わる症状が出る可能性もあるのです。

ほかにも医師に相談するべき様々な症状があります。タミフルを使うときは添付文書をよく確認し、上述の症状が出たらすぐに服用を中止しましょう。

タミフルは治療と予防、どちらの目的で使用した場合でも副作用があらわれる可能性があります。とくに起きやすい症状として腹痛と下痢が挙げられますが、これらの症状はインフルエンザの症状でもあり、判別が困難です。タミフルを服用してすぐに症状が出た場合は、副作用の可能性が考えられます。

異常行動を起こすリスクを把握しておく

タミフルを服用した子供の異常行動が繰り返し報道されたことがあるため、タミフルは危険な薬、という印象が広まりました。しかし、実際にはタミフルと異常行動との因果関係は分かっていません。

一方で、タミフルの服用後に子供がマンションから転落して死亡したり、骨折したりした事例があります。そのため製薬会社は、10歳未満の患者は原則としてタミフルの使用を控えるよう通達しています。10歳未満の患者でタミフルの使用が検討されるのは、合併症、既住歴などから、重症化する可能性が高い場合です。

小児、未成年者がタミフルを服用すると異常行動が起こる可能性があります。患者を自宅で療養させるときは2日間は1人にしてはいけません。また、インフルエンザ脳症を発症したときも同様の症状がでます。医師はタミフルを処方する際、これらのことを患者や患者の家族に説明するよう、製薬会社から指示を受けているのです。

異常行動が起こるのを恐れてタミフルを使用を避けた結果、より深刻な症状を引き起こす可能性もあります。子供がインフルエンザにかかったときは、リスクを把握したうえでタミフルの使用を検討しましょう。